hummel×清水和也×RODA SHOES SESSION “SPECIAL TALK”

2020年にリトアニアで開催予定だったものの、コロナ禍により2021年9月開幕へと延期になった世界大会。前回大会の出場権を逃した日本代表にとっては2大会ぶりの出場となる。

その世界大会に向けて並々ならぬ想いを持ち、世界へと挑むのが清水和也選手だ。

これまでも特別な大会では様々な想いを背負うべく特別なモデルのシューズを履き続けてきた彼と、その想いにメーカーとして応えてきたhummel。そして過去にhummelと様々なコラボシューズを作ってきたRODAがその両者の想いに賛同し対談が実現。

今回のテーマの一つでもある世界大会で清水和也選手が履く特別なAPICALE5 PRO PGについて、清水和也選手、hummelのシューズ企画を担当する高橋和希さんを招き、RODAスタッフの谷口がシューズデザインに込めた想いや世界大会への意気込みを聞いた。


Profile / プロフィール

清水和也
フットサル日本代表の絶対的なエース。ポジションはピヴォ。2014年にフウガドールすみだでトップデビュー。現在はリーガ・ナシオナル(スペイン1部)のコルドバ・パトリモニオにて活躍中。

高橋和希
hummelのシューズ企画を担当。「アピカーレ5」や「RODA別注アピカーレ」、サッカースパイクの「ヴォラート2」などの開発に携わり、選手の課題解決に繋がるシューズを心掛ける。

谷口隆哉
RODA STAFFで神奈川県フットサルリーグでもプレーする現役選手。RODA内でも特にシューズへの知識と探究心は強く、YouTubeやインスタグラムのライブ配信では呉井とのコンビで活躍。


 

RODA谷口:今回、アピカーレ5PRO PGの世界大会に向けた特別モデルを、hummelさんが熱い想いで作りました。まず今回の特別モデルを作ることになった経緯を教えてください。

清水選手:もともと個人的にhummelさんと契約をさせて頂いてから、U20のAFC大会時に初めて別注を作って頂きました。

その後も特別な大会の際は、特別なモデルを作って欲しいというお願いをし続けていて、昨シーズンはスペインリーグを戦うということで、白とピンクという別注カラーを作って頂きました。そこで今回は世界大会という特別な大会ですので、特別モデルの制作をお願いしたところ、快く引き受けて頂いて実現しました。

U20時代の最初の特別モデル

hummel高橋:これまでも清水選手と特別モデルを作ってきていたんですけども、RODAさんとも別注シューズを作るようになって、僕たちとしてもフットサルシューズを出すことでニュースを出していきたいですし、フットサル界を盛り上げたいという思いがありました。清水選手も強い熱意を持っているのを感じましたので、どうにかせねば!という気持ちになりました。

RODA谷口:関係性が良いですよね!

清水選手:本当に無茶苦茶なことをお願いしてるんですけどね!(笑)それでもいつも応えて頂いてます。

RODA谷口:そういうバックグランドの意味も含めて、後々記憶に残るモデルになると思います。今回の特別モデルに込めた想いや本大会ではどういう意気込みで履いていきたいですか?

清水選手:やはりシューズというのは一番個性を出せるものだと思っています。フットサル以外のスポーツもそうですが、ウェアはチーム統一のユニフォームを着るので、個人の自由があるのはシューズだと思います。そういう意味でも一番こだわりを強く持っています。あとはやはり特別な大会では色んな想いを背負って戦いという気持ちもあり、今回のシューズにもそういったこだわりを込めさせて貰いました。

また、僕の中では小さい子供達がフットサル選手を夢見て日々頑張ってる中で、こういう風にどんどん活躍して上にいくと、もしかすると自分のオリジナルシューズが作れるようになり、さらにそれを見た子供達が「あれが欲しい!」という風になっていけば、hummelさんと僕がフットサル界に良いニュースを届けていける活動につながると思います。子供は特に人と違ったシューズが履きたいというオリジナリティを追求していく部分もあると思います。なので、珍しいカラーリングでお願いしたいというのもあり、今回のモデルはそういう色んな想いが詰まった1足になっています。

RODA谷口:なるほど。今回の特別モデルのカラーリングは鮮やかな色味だと思うのですが、その色味のチョイスや仕上げなど何かこだわった部分はありますか?

hummel高橋:清水選手とやり取りをさせて頂いて、やはり「日本を象徴するカラーに仕上げたい」というのが一つキーワードに挙がりました。例えば、桜の色や、日の丸、日本代表のイメージカラーだったり、ポイントを受けてデザインさせて頂きました。

RODA谷口:確かに完全に挿し色としてジャパンブルーに、レッドでhummelマークというところはかなりポイントですよね。実際、今現在販売されているモデルも清水選手の意見が反映されていると思うのですが、今回の特別モデルも清水選手が履きたいシューズとして作られていると思いますので、こだわった部分を教えて頂けますか?

清水選手:元々、個人的にはトゥーガードの部分が好きなポイントで、ここを(通常版で使われている)スウェードではなく、ちょっと硬めの素材でトゥーガードを入れてもらっているのがポイントです。シュータンの部分も薄く仕上げてもらっていますし、シューレースも(hummelのサッカースパイクで使われている)ミックスシューレースにしてもらい、しっかりとホールド感を出してもらっています。

あとはベースは原型のアピカーレの形なんですが、やはり一番こだわったのはカラーリングです。世界大会という舞台で日本代表を象徴するブルーに、日の丸を連想するレッドを入れもらいました。やはり日の丸を背負って戦えるというのは限られた選手にしかできませんし、そんな簡単な舞台でもないと思います。なのでシューズにも想いを込めてピッチに立ちたいと思い、このデザインでお願いをしました。

RODA谷口:日本代表のユニフォームには絶対に相性が良いデザインだと思いますので、早く履いている姿を見たいですね!

それでは最後のトピックスになりますが、世界大会に向けての想いをお聞かせください。

清水選手:まずやはり2016年の世界大会の出場権を日本代表が逃したという衝撃のニュースがありました。僕は(予選も兼ねた)AFCアジア選手権に行く前まではメンバーに残っていて、代表のみんなと一緒に親善試合も戦っていたんですが、最終選考で落選しました。敗戦をテレビで見た時に、もし自分がもっとこう中心になっていれたら結果を変えることができたのではないかと強く思いましたし、次は何が何でもチームの中心に立って、日本代表を勝利に導く存在にならなければいけないと思い、この4年間活動をしてきました。

スペインに移籍したというのも一つの大きな出来事だったと思います。そこで揉まれながら自信を付けてきました。そしてやっとこの世界大会の舞台が近づいてきて、さらに日本を勝利に導く存在にならなければいけないので、強い気持ちを持って日々の練習にも取り組んでいます。最終段階に入ってきたので、日々の練習もですが、世界大会初戦に向けて自分自身をベストの状態に持っていけるようにやっていきたいと思います。

応援してくださる方々というのもこのコロナ禍で非常に制限された生活を送っていると思います。大好きなフットサルができなかったり、Fリーグ観戦に行けない人達もテレビの前で一生懸命プレーする我々から何かを感じて欲しいですし、さらに勝利を皆さんに届けられるように本当に必死でやっていきたいと思います。

RODA谷口:ありがとうございます。清水選手の中ではこの4年間というのは長かったですか?それとも「意外ともう来たな」と思うぐらい短かったですか?

清水選手:めちゃくちゃ早かったですね!4年間あっという間だったと思います。4年単位で物事を見た時に、1年後はこうなって、2年後はこうなって、3年後はこうなって、そして4年後世界大会という風に自分の中でも設定していたんですけども、やはりそう簡単には上手くいかないですし、その中で苦しい思いもしました。そう考えるとやはりあっという間だったなというのが正直な気持ちですね。

でも体感ではそうですが、自分が得てきたものというのは、間違いなくその短い時間でも成長できているという強い自信と言いますか、確信に変わってきている部分もありますので、そういう意味では非常に良い時間を過ごせたと思います。

RODA谷口:なるほど、それは今のコンディションは、ベストの状態に持ってきているという自信があるということですね?

清水選手:そうですね!そこに100%持っていくためにも、8割、9割ってところはしっかりと持っていますし、気持ちの部分では一番できていると思います。

RODA谷口:気持ちの部分はめちゃくちゃ大事ですよね!

清水選手:そうですね!できてると思いますし、フィジカル的な部分ももっと上げていけると思いますので、怪我をしないようにではありますけど、徐々にそこに向けて上げていければと思います。

RODA谷口:一言一言が力強いので、早く本戦で点を決めるシーンを見たいですよね!それでは最後に、その世界大会に向けられて作られたシューズについてお二人とも一言お願いします。

hummel高橋:hummelとしては、フットサル界を盛り上げていきたいと思っていますし、そこは清水選手と同じ方向を向いていますので、このシューズを清水選手に履いてもらって、フットサルを通して明るいニュースを届けて欲しいなと思っています。

清水選手:この1足というのは、本当に僕のワガママから生まれている企画なのですが、それでもこうやって形にしてくれているhummelさんもそうですし、賛同してくれたRODAさんには感謝しかないです。このシューズを履いて自分が活躍することがやはり恩返しなると思いますので、そういう意味でも色んな人の気持ちを背負ってピッチに立ちたいと思います。

RODA谷口:改めてですけど、お二人のフットサルに対する想いが存分に落とし込まれた1足というのを凄く感じました。きっと僕と同じように感動して応援してくれる人達が必ずいると思いますので、僕らはお二人のその想いをお客さんやファンに伝えられたらなと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いします!

それでは本日は本当にありがとうございました!

清水選手hummel高橋:ありがとうございました!


インタビューを通じて感じたのは、両者ともにフットサル界へ明るい話題、ニュースを届けたいという想い。

5年前、アジア最終予選となる大会のメンバーから落選し、その日本代表も本大会への出場権を逃したその瞬間から清水選手の世界大会への挑戦は始まっている。

世界最高峰のスペインリーグへの挑戦。そして日本代表として世界の強豪国への挑戦。

そしてその挑戦に対し、より良いフットサルシューズを作り続けることで足元から清水選手を支え続けてきたhummel。

熱い想いを持って作られたシューズに足を通し、日の丸と様々な人々の想いを背負って世界大会の舞台へと挑む清水選手と日本代表なら、日本フットサル界に明るいニュースを届けてくれると期待したい。

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